たとう紙とは?着物のカビを防ぐ正しい選び方と交換サインをプロが解説
たとう紙とは?着物のカビを防ぐ正しい選び方と交換サインをプロが解説についての真相を徹底解説します。
「一度包んだら何十年もそのままで良い」という誤解が、大切な着物を台無しにする最大の原因となっています。たとう紙自体も歳月とともに吸湿限界を迎え、やがて劣化していきます。湿気を限界まで吸い込んだ紙を放置すると、今度は紙自体がカビの温床となり、着物に黄色い点々とした斑点(黄変)や茶色いシミを発生させる直接の原因になってしまうのです。
交換時期を示す明確なサインを見逃してはいけません。第一に、紙の表面や端に茶色いシミや変色が現れたとき。第二に、手で触れたときにカサカサ感が消え、どこかしっとりとした湿気を感じたとき。そして第三に、特有の古紙臭やカビ臭が漂い始めたときです。これらが出たら、すでに防護壁としての寿命は終わっています。一般的には2年から3年、湿気の多い地域や住宅環境であれば1〜2年ごとの定期的な新品への交換が推奨されます。