おせちの主役!八幡巻きの意外な歴史とプロ直伝の絶品レシピ

おせちの主役!八幡巻きの意外な歴史とプロ直伝の絶品レシピにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

時代とともに八幡巻きの姿は柔軟に変化を遂げてきた。希代の美食家として知られる北大路魯山人も、かつて川魚と根菜の素朴ながら計算し尽くされた調和を讃えたとされる。川魚特有の泥臭さを、野趣あふれるごぼうの香味が鮮やかに中和し、甘辛いたれが両者をひとつの調和へと昇華させるからだ。

明治から昭和、そして平成へと食文化が近代化する過程で、手に入りやすい牛肉や鶏もも肉、豚肉を用いたレシピが主流となった。具材の主役が移り変わっても、ごぼうを芯にして旨味を閉じ込めるという骨格は変わらない。素材の持ち味を掛け合わせる日本料理の美学が、ここにも息づいている。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest