キッチンパネルのサイズ選びで失敗多発?規格寸法と後悔防ぐ採寸の真相

キッチンパネルのサイズ選びで失敗多発?規格寸法と後悔防ぐ採寸の真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

パネル施工の完成度を決定づけるのは、切断作業に入る前の「精密採寸」です。木造・RC造を問わず、住宅の壁面や床面は完全に垂直・水平ではありません。築年数が経過した住宅ほど、壁が数ミリ単位で傾斜している「躯体の歪み」が存在します。

キッチンパネルの採寸と測り方の詳細まとめとして、プロが実践する鉄則は以下の手順です。

まず、横幅を測る際は「上端」「中間」「下端」の最低3箇所をコンベックス(巻き尺)で測定し、最も小さい数値(最小寸法)を基準とします。最大寸法で切断してしまうと、壁の歪みによってパネルが所定の枠内に入らなくなるためです。縦方向(高さ)についても同様に、コンロ側とシンク側の両端を測定します。

さらに計算へ組み込まなければならないのが、キッチンパネルの見切り材の納まりです。壁の出隅(出っ張った角)や入隅(へこんだ角)、あるいはタイルの見切り部分には、アルミ製や樹脂製の「ジョイナー」と呼ばれる見切り部材が使われます。見切り材の内寸(飲み込みしろ:通常5〜8mm程度)を計算から差し引かないと、施工時にパネルが浮き上がり、無理に押し込むことで破損の原因になります。

近年は、コーキングの劣化やカビを防ぐ目的で、見切り材を使わずに突き付け・シーリング処理を行うミニマル納まりも好まれます。しかし、この納まりを成功させるには「逃げ」が一切利かないため、壁面のレーザー墨出し器によるミリ単位の傾斜測定が不可欠です。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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