その虫刺され危険!ダニの噛み跡の見分け方と皮膚科医の緊急対処法
その虫刺され危険!ダニの噛み跡の見分け方と皮膚科医の緊急対処法の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
「たかが虫刺され」と放置することが致命的な結果を招く最大の理由は、ダニが媒介する病原体の恐ろしさにある。なかでも最優先で警戒しなければならないのが、マダニが引き起こす重症熱性血小板減少症候群(SFTS)だ。
2026年現在、気候変動に伴うマダニの生息域拡大と野生動物の市街地出没により、SFTSの感染報告数は過去最高水準を更新し続けている。潜伏期間は5日から14日程度。発熱、消化器症状(下痢、嘔吐、食欲低下)、皮下出血などが現れ、重症化すると多臓器不全や意識障害を引き起こし、致死率は10〜30%に達する。NHKスペシャル「迫る感染症の脅威」でも特集された通り、有効な治療薬がいまだ限られているため、早期発見と速やかな医療機関への受診が生命を分ける。
さらに、マダニは日本紅斑熱やライム病、ダニ媒介性脳炎といった他の危険な感染症も媒介する。高齢者や基礎疾患を持つ人はもちろん、健康な若年層であっても重症化するリスクは排除できない。