年収800万円の手取りはいくら?独身・既婚のリアルな月収と生活実態

年収800万円の手取りはいくら?独身・既婚のリアルな月収と生活実態に関する疑問を徹底的にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

上位1割強の高所得層であるにもかかわらず、SNSやマネー相談の現場では「年収800万円なのにまったく贅沢ができない」「毎月カツカツで貯金ができない」という悲鳴が頻繁に聞かれます。単なる贅沢病と片付けられない、構造的な理由が3つ存在します。

1つ目の理由は、生活水準の無自覚なインフレです。年収800万円に達すると、クレジットカードのゴールドカード保有や高級スーパーでの日常的な買い物、外食の単価アップなど、支出のベースラインが全体的に底上げされがちです。固定費の見直しを行わないまま日常の支出が膨らむことで、毎月の手元残高がほとんど増えないスパイラルに陥ります。

2つ目の理由は、住宅費と教育費のダブル負担です。都市部でファミリー向けの分譲マンションや戸建てを購入した場合、毎月の住宅ローン返済や管理費・修繕積立金で15万〜20万円近くが消えていきます。さらに子どもを私立中高一貫校へ通わせたり、複数の習い事や大学受験塾に通わせたりすると、子ども1人あたり月5万〜10万円の教育費が継続的に発生します。住宅と教育に全力を注いだ結果、手元に流動資金が残らなくなるパターンです。

3つ目の理由は、各種公的支援の対象外となる「所得の壁」です。児童手当の制限は撤廃されたものの、高等学校等就学支援金制度(高校無償化)などでは依然として所得基準が設けられており、年収800万円世帯は満額支給の対象から外れるか、手厚い支援を受けられないケースが少なくありません。社会保険料や税金の負担が重い一方で行政サービスの手厚い恩恵を受けにくく、実質的な可処分所得が体感として低くなる現象が起きています。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest