ロードオブメジャー大切なもの歌詞の真実|ミリオン秘話と現在
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ロードオブメジャーというバンドの誕生劇は、日本のテレビ史・音楽史においても極めて異例なものでした。その発端となったのが、テレビ東京系のバラエティ番組『ハマラジャ』(前身『喝!リベンジ』からの派生企画)です。
全国からオーディションで集められたのは、出身地も音楽的ルーツも異なる4人の若者でした。ボーカルの北川賢一(兵庫県出身)、ギターの近藤信政(広島県出身)、ベースの松本賢一(群馬県出身)、ドラムの上原彰兼(沖縄県出身)。面識すらなかった彼らに突きつけられた条件は、「インディーズからリリースするデビューシングルがオリコン初登場50位以内に入らなければ即解散・芸能界引退」という冷酷無比な試練でした。
寝食を共にしながら衝突を繰り返し、極限のプレッシャーの中で練り上げられた『大切なもの』は、2002年8月28日に世に放たれました。結果は関係者の予想を遥かに凌駕し、オリコン初登場16位を記録して条件を軽々とクリア。その後も口コミと泥臭い全国キャンペーンによって支持を広げ、最高位2位まで上り詰めました。
当時のオリコンシングルチャートにおいて、インディーズレーベルの作品がミリオンセラーを記録するのはMONGOL800のアルバム記録などと並び、音楽業界の常識を覆す大事件でした。単なるテレビのタイアップ効果にとどまらず、メンバー自身が全国のレコード店を巡り、手売り同然の熱量でファンと向き合った現場の汗が、この破格の数字を生み出したのです。