西九条にマクドナルドがない理由とは?最寄り店舗とUsj乗り換え攻略
西九条にマクドナルドがない理由とは?最寄り店舗とUsj乗り換え攻略についての最新情報をご紹介します。
主要ターミナル駅の駅前といえば、大手ファストフードチェーンが真っ先に旗艦店を構えるのが飲食業界の通例です。しかし、西九条駅におけるマクドナルドの現在の状況を確認すると、駅構内はもちろん、東西の駅前ロータリーや高架下商店街を含め、店舗は1軒も存在しません。鉄道各社の公表データによると、西九条駅の1日平均乗降人員はJR西日本と阪神電鉄を合算して約5万人から6万人規模に達します。この堂々たるトラフィックを誇りながら、なぜ出店が見送られ続けているのでしょうか。
不動産開発コンサルタントや大手飲食チェーンの出店開発担当者の分析を総合すると、西九条にマクドナルドがない理由には3つの明確な構造的要因が存在します。
第1の要因は、駅周辺の極端な敷地面積の制約です。日本マクドナルドが近年標準とする駅前型店舗は、テイクアウト専用窓口の設置やデリバリー需要(Uber Eatsや出前館)の待機スペース、さらにピーク時の客席回転を支えるために最低でも40坪〜60坪以上のワンフロア、あるいは複数階層の床面積を求めます。ところが西九条駅の高架下および駅前一帯は、昭和の高度経済成長期から続く個人経営の居酒屋、立ち飲み処、焼肉店、老舗喫茶店が間口の狭い区画で隙間なく密集しています。まとまった大型区画が空く機会が構造上ほぼ皆無なのです。
第2の要因は、交通結節点としての滞留時間の極端な短さです。西九条駅を利用する大半の乗客は、JR大阪環状線とJRゆめ咲線、あるいは阪神なんば線の間で「数分以内の乗り換え」を行います。改札を出て駅前を散策する回遊性が極めて低く、通り過ぎるだけの通過客が大半を占めるため、滞留型のイートイン客席を満席にし続けるビジネスモデルが成立しにくい環境にあります。
第3の要因は、日本マクドナルドが綿密に構築しているドミナント戦略と商圏重複です。西九条駅から西へ約1km進んだ阪神本線エリアには「千鳥橋店」、南へJRで1駅進んだ場所には「弁天町駅前店」、そしてUSJのゲート前には「ユニバーサル・シティウォーク大阪店」が稼働しています。直線距離にしてわずか1〜2km圏内に既存店が分散配置されているため、あえて西九条駅前に高額な開発費を投じて新店舗をねじ込む投資対効果が低いと判断されています。