花言葉は誰が決めたのか?公式機関の真相と歴史・現代の決め方を解剖

花言葉は誰が決めたのか?公式機関の真相と歴史・現代の決め方を解剖の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。

歴史的な背景が分かったところで、多くの人が抱くのが「では、現代の新しい花言葉は誰が決めているのか?」という実務的な疑問です。

今日において新しい花言葉が誕生するルートは、主に「業界団体による統一プロモーション」と「新種開発を行うナーセリー・種苗会社の命名権行使」という2つのアプローチに大別されます。

1. 業界団体(公益社団法人 日本花普及センター等)による制定

日本国内において、最も公的な権威に近い形で花言葉を整理・普及させている組織のひとつが、農林水産省所管の歴史を持つ公益社団法人 日本花普及センターです。同センターや全国花き振興協議会などの業界団体は、花き産業の振興や歳時記イベント(フラワーバレンタイン、母の日、父の日、いい夫婦の日など)を盛り上げる施策の一環として、公募や専門委員会を通じて花言葉を公式発表することがあります。

例えば、消費者に親しみやすいポジティブなメッセージを付与したり、時代に合わなくなった古臭い言い回しを現代風に再解釈したりすることで、生花店が店頭でポップを掲示しやすい環境を整えているのです。

2. 育種家・バイオテクノロジー企業による「命名権」の行使

世界中の種苗メーカー(サントリーフラワーズ、タキイ種苗、サカタのタネなど)が毎年無数の新種や新品種を発表しています。この際、開発者や販売元がブランディング戦略として自ら花言葉を設定するケースが完全に定着しています。

その最も象徴的な成功事例が、サントリーがオーストラリアの企業と共同開発した世界初の青色系カーネーション「ムーンダスト」や、青いバラ「サントリーブルーローズ アプローズ」です。かつてバラの世界において、青いバラは交配では絶対に作れないことから、英語の「Blue Rose」は「不可能」「あり得ないこと」の代名詞であり、花言葉も「不可能」でした。しかし、バイオテクノロジーの力で2004年に青色色素を持つバラの開発に成功したサントリーは、花言葉を「夢かなう」と新たに命名して発表しました。このドラマチックなストーリーとともに、現在ではギフト市場の定番として不動の地位を築いています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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