金庫が開かない!自力での開け方と鍵紛失時の費用相場・プロ対処法
金庫が開かない!自力での開け方と鍵紛失時の費用相場・プロ対処法に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
インターネットの動画や掲示板では、「金庫が開かない時の裏ワザ」と称して、ヘアピンやクリップを用いたピッキング、あるいは金庫を傾けたり叩いたりして開ける方法が紹介されることがあります。しかし、鍵の専門家や防犯設備士の視点から見ると、これらの行為は状況を致命的に悪化させるリスクを孕んでいます。
特にオフィスや家庭で使われる小型金庫に関して「手提げ金庫開け方クリップ」といった検索を行うユーザーが後を絶ちません。手提げ金庫のシリンダーは比較的シンプルなディスクシリンダーが多いものの、クリップや安全ピンなどの強度の足りない金属線を鍵穴に差し込むと、内部で金属が折れ曲がり、シリンダー内に破片が詰まって抜けなくなる事故が頻発しています。
さらに深刻なのが、中型以上の耐火金庫や防盗金庫に対して衝撃を与える行為です。本格的な防盗金庫には、バールによるこじ開けやドリル破壊、強い衝撃を検知した瞬間に、通常の鍵機構とは独立した別のカンヌキを強制的に突き出させるリロッキングデバイス(自動再施錠装置)が搭載されています。素人知識による金庫鍵開け自力の試みによってこのトラップが一度作動してしまうと、金庫本体をダイヤモンドカッターや高熱バーナーで切断・全破壊しない限り二度と開扉できなくなります。