水木しげる戦争漫画の衝撃|片腕を失い描いた玉砕の真実と反戦の魂
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Q1:水木しげるの戦争漫画で、最初に読むならどの作品がおすすめですか?
A1:まずは長編劇画の金字塔である『総員玉砕せよ!』(文庫版)が最適です。一冊完結で水木しげるの戦争体験と作家性が極限まで凝縮されています。歴史の流れとともに学びたい方には『コミック昭和史』(全8巻)をおすすめします。
Q2:水木しげるが左腕を失った原因は、敵との直接の白兵戦ですか?
A2:いいえ、白兵戦ではありません。ニューブリテン島のバイエン付近に滞在していた際、連合軍機による激しい爆撃(空襲)を受け、至近距離で炸裂した爆弾の破片によって左腕を粉砕されました。壊死を防ぐため、麻酔薬が枯渇した野戦病院で緊急切断手術が行われました。
Q3:『総員玉砕せよ!』の結末は史実通り全員が亡くなったのですか?
A3:作中では守備隊全員が突撃して戦死する結末となっていますが、水木しげる自身が後記で述べている通り、作品自体は「90%の事実」と「10%の創作」で構成されています。実際には水木自身を含むごく少数の兵士が生き残りましたが、「死んでいった戦友達への鎮魂のために、自分もあの場で死んだものとして描いた」と述懐しています。