新宿地下の知の迷宮へ!膨大な専門書と限定フェアに迫る独自ルポ
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約90万冊とも評される膨大なストックを誇る現場では、無計画に歩き回るだけでは目当ての1冊を見落としかねない。地下1階は話題の新刊やビジネス書、雑誌、文具類が中心で回転が早い一方、知の深海と呼ぶべきは地下2階だ。ここには学術専門書、芸術、理工、医学、哲学、思想といった硬派なタイトルが容赦ない密度で詰まっている。
お目当ての専門書へ最速でたどり着くには、店内に複数設置された高機能検索端末を迷わず使うのが第一手だ。レシート状の出力紙には詳細な棚番号と立体マップが印刷される。しかし、真の愛書家が実践しているのはその先にある。検索機が示した棚番号の「前後2スパン」を丹念に眺めることだ。分類コードの近傍には、データ検索では引っかからなかった同テーマの希少な絶版間近本や、小部数発行の専門出版社の論考が潜んでいるケースが極めて多い。
さらに見逃せないのが、定期的に仕掛けられる店舗限定フェアの存在だ。版元とタッグを組んだ独自企画では、著者直筆のサイン本やオリジナル小冊子、ポストカードといった限定購入特典が用意されることが珍しくない。フェア棚はレジ付近だけでなく、地下2階の専門書フロアの奥まった島棚にもゲリラ的に設置される。スタッフが手書きした熱量溢れる推薦POPを目印に、通路の奥まで視線を走らせるのが、特典と名著を同時に手に入れるための鉄則だ。