札幌白石の雄「べす」に行列が絶えない理由!絶品スープと混雑攻略を総力取材

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市街地中心部から地下鉄で約15分という郊外の住宅街に位置しながら、なぜアジアンスープカリーべすには連日途切れることのない長蛇の列ができるのでしょうか。その最大の核心は、一般的な札幌スープカレーの枠組みを軽やかに超えた「重層的な旨味の濃度」にあります。

札幌のスープカレーは大きく分けて、サラサラとした和風出汁ベース、トマトの酸味が効いたすっきり系、そして香味野菜と動物系ガラを煮詰めた濃厚系の3系統に分類されます。べすが追求しているのは、濃厚系の極致とも呼べる奥深いスープです。豚骨、鶏ガラ、香味野菜を寸胴鍋で長時間じっくりと炊き込み、素材のコラーゲンと甘みを限界まで抽出。そこに20種以上のスパイスを独自配合したオリジナルペーストを合わせることで、一口目からガツンと響く力強いアタックを生み出しています。

多くのスープカレーが「スパイスの切れ味」で勝負するのに対し、べすの真骨頂は「後味に残る濃厚なブイヨンの余韻」です。スパイスのシャープな刺激が舌を抜けた直後、濃厚な動物系の旨味と香味野菜の甘みが口内を満たし、最後にもう一度爽快な香りが鼻腔を抜ける――この計算し尽くされた時間差の味覚体験こそが、利用者に強烈な中毒性をもたらす最大の要因となっています。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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