「ごようたし」は誤読?御用達の正しい読み方と現代の落とし穴

「ごようたし」は誤読?御用達の正しい読み方と現代の落とし穴についての最新情報をご紹介します。

「御用達」という言葉の根っこを掘り起こすと、日本の近世史へと突き当たる。歴史雑学の観点からも非常に興味深いことに、この語の成立には江戸幕府を開いた徳川家康の治世と当時の商業システムが深く関係しているのだ。

江戸時代、幕府や諸大名、旗本などの権力者から特定の物資納入や用立てを命じられた商人は「御用商人」と呼ばれた。彼らが「御用(注文や用事)を達する(果たす・納める)」という行為そのものが、語源としての「御用達(ごようたし)」である。つまり、名詞としての「達(たち)」ではなく、動詞「達する(たす)」の連用形が名詞化した言葉なのだ。

将軍家や大名家に認められた商人たちは、苗字帯刀や江戸城への出入りを許されるなど特別な特権を得ていた。この歴史的威光が、現代における「信頼できる高品質な品物」「選ばれた最高級ブランド」という特有のプレミアムイメージの基礎を形作ったのである。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest