博物館とは何か?国際新定義と美術館との違い・知られざる裏側を徹底解剖
博物館とは何か?国際新定義と美術館との違い・知られざる裏側を徹底解剖とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
ネット上のSNSやコミュニティでは「なぜ海外の有名ミュージアムはタダなのに、日本の国立博物館はお金を取るのか」という疑問が定期的に燃え上がります。この博物館入館料無料の理由には、各国の税制と文化政策の根本的な違いが存在します。
イギリスの大英博物館やナショナル・ギャラリーが無償公開を維持できるのは、2001年の法改正に伴い「文化へのアクセスは国民の基本的人権である」という理念のもと、政府から巨額の直接補助金とナショナル・ロッテリー(国営宝くじ)の収益金が投じられているためです。対して日本の国立館は、2000年代初頭の独立行政法人化以降、自己収入比率の向上が求められてきました。
「日本の博物館が儲け主義だから有料」というのは完全な誤解です。むしろ公的支援の予算枠組みが限定されるなかで、入館料収入やミュージアムショップおすすめの独自開発グッズ、企画展チケット収入によって、収蔵庫の電気代や研究費を捻出している構造的な現実が存在します。