長谷川式スケールは何点で認知症?20点境界線の真相とMmse比較
長谷川式スケールは何点で認知症?20点境界線の真相とMmse比較に関する質問を丁寧にまとめました。最新データをご覧ください。
インターネットの普及に伴い、質問項目を検索して「自宅で親に抜き打ちテストを試みる家族」が急増しています。しかし、これは現場の医療従事者が口を揃えて「最もやってはいけないNG行動」と警鐘を鳴らす行為です。
家族から突然「今日は何日?」「100から7を引いてみて」と問い詰められた高齢者は、強い屈辱感と恐怖を覚えます。自身の衰えを突きつけられる不安から「馬鹿にするな!」と激昂して関係性が崩壊したり、プライドを守るために頑なに病院受診を拒否するようになったりするケースが後を絶ちません。
この検査の生みの親である精神科医の故・長谷川和夫医師は、晩年に自らが認知症(嗜銀顆粒性認知症・アルツハイマー病)であることを公表しました。長谷川医師は自著や特番インタビューの中で、自らが開発したスケールを振り返りながら次のような痛切な言葉を遺しています。
「認知症になっても、確かな『心』は生きている。点数で人を輪切りにしてはいけない。検査は、その人が何に困り、どんな助けを求めているかを知るための対話の入り口に過ぎない」
開発者本人が身をもって訴えた通り、検査は冷徹な「尋問」であってはなりません。医療機関で臨床心理士や医師が検査を行う際は、世間話を交えながらリラックスした雰囲気を作り、自尊心を傷つけないよう細心の配慮を払って行われます。家庭で安易にテストを再現することは、百害あって一利なしと言わざるを得ません。