安藤サクラと江口のりこ、そっくりな演技派が魅せる最新タッグの裏側
安藤サクラと江口のりこ、そっくりな演技派が魅せる最新タッグの裏側の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
江口のりこの芝居の骨格を作ったのは、柄本明が率いる劇団東京乾電池という厳しい演劇空間だった。観客の甘えを一切許さない舞台で研ぎ澄まされたシュールで独特の間と凄みは、彼女の代名詞となり、作品に深い奥行きを与える不可欠の存在として重宝されている。
一方、安藤サクラもまた、その稀有な演技センスによって日本アカデミー賞協会から幾度となく最高峰の評価を受けてきた。二人が画面の中に佇むだけで、セリフのない沈黙の時間すら物語の重要なワンシーンへと変貌する。アプローチは異なれど、どちらも「演技というフィクションを、圧倒的なリアリティへと転化させる力」において唯一無二だ。