ナイキ コルテッツ「フォレスト・ガンプ」復刻の真相と歴代を徹底解剖
ナイキ コルテッツ「フォレスト・ガンプ」復刻の真相と歴代を徹底解剖の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
コルテッツの歴史と背景を紐解くことは、そのままナイキというブランドの創業史を辿ることに他なりません。1972年、ナイキの共同創業者であり、オレゴン大学の名陸上コーチであったビル・バウワーマンの手によってコルテッツは世に送り出されました。当時、前身であるブルーリボンスポーツ(BRS)社が日本のオニツカタイガー(現アシックス)と提携関係にあった時代、バウワーマンが開発した長距離用ランニングシューズ「タイガー コルセア」がその直接の原型となっています。
オニツカとの提携解消と独立に伴い、アステカ帝国を征服したスペインの軍人「エルナン・コルテス」にちなんで「コルテッツ」と命名されたエピソードは有名です。これは当時、オリンピック市場を独占していたライバル企業アディダスの人気モデル「アステカ」に対抗する強烈な対抗意識の表れでした。
誕生当初はナイロン素材を用いた軽量モデルが中心でしたが、耐久性とサポート性を追求して誕生したのがコルテッツ クラシック レザーです。二層構造のクッション性に優れたEVAミッドソールは、当時の長距離アスリートの足腰への負担を劇的に軽減しました。1970年代後半以降、競技用シューズとしての役目を終えたコルテッツは、ロサンゼルスのストリートカルチャーや西海岸のヒップホップ、チカーノギャングたちの制服的なユニフォームへとシフト。そして1994年のナイキ コルテッツの映画出演によって、アンダーグラウンドから世界規模のポップアイコンへと完全な脱皮を果たしたのです。