お腹の右側が痛い原因とは?盲腸や胆嚢炎の見分け方と受診目安
お腹の右側が痛い原因とは?盲腸や胆嚢炎の見分け方と受診目安の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
女性における右下腹部の痛みでは、消化器疾患に加えて婦人科領域のトラブルを常に念頭に置く必要があります。女性の骨盤内には子宮と左右の卵巣があり、右側の卵巣に異常が生じると鋭い局所痛を引き起こします。
特に厳重な警戒を要するのが「卵巣嚢腫の茎捻転(けいねんてん)」です。腫れて大きくなった右卵巣が根元でねじれて血流が途絶える疾患で、前触れなく突然の激しい右下腹部痛や嘔吐に見舞われます。発症から時間が経つと卵巣組織が壊死してしまうため、超緊急の手術が求められます。
そのほか、受精卵が右の卵管に着床する子宮外妊娠(異名着床)の破裂も、突然の激痛と大量の腹腔内出血を引き起こしショック状態に陥る危険な状態です。また、子宮内膜症や骨盤腹膜炎、排卵時の排卵痛なども右下腹部のチクチク・ズキズキとした痛みの原因になります。妊娠の可能性がある方や生理周期と連動している場合は、婦人科的な視点でのアプローチが不可欠です。