プロが伝授!茶碗蒸しの正しい食べ方と料亭で恥をかかない粋なマナー
プロが伝授!茶碗蒸しの正しい食べ方と料亭で恥をかかない粋なマナーにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
茶碗蒸しの醍醐味といえば、奥深くに隠された銀杏、海老、鶏肉、椎茸などの豊かな具材です。大きな具材を口に運ぶ際は、スプーンで一口大に切り分けるか、添えられている箸に持ち替えていただくのがスムーズです。一口で食べきれない具材を器に戻すのはマナー違反とされているため、最初から口に収まるサイズにして運ぶのが洗練された大人のマナーと言えます。
具材を食べ終えた後、底に固形分を含んだ旨味たっぷりの出汁が残ることがあります。この美味しいスープ状の出汁、そのまま残すのは勿体ないもの。スプーンですくいきれない最後のひとくちは、器に直接口を付けて静かに飲み干してかまいません。むしろ、職人が手間暇かけて引いた出汁を最後まで綺麗にいただく姿勢は、料理人への最高のお礼と受け取られます。食べ終わった後の空の器には再び蓋を閉め、少しだけ斜めにずらしておくことで「ごちそうさま」の意を示す料亭ならではの粋なサインとなります。