ボークとは?走者を惑わす反則の理由と判定基準・13種類を徹底解説
ボークとは?走者を惑わす反則の理由と判定基準・13種類を徹底解説の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
数あるボーク判定基準の中で、現場で最も多くの議論とトラブルを引き起こすのが「ボーク完全静止ルール」です。公認野球規則には「投球する前には、身体を完全に静止させなければならない」と定められていますが、実は「何秒止めなければならない」という具体的な秒数の規定は条文上に存在しません。そのため、セットポジション静止時間は球審や塁審の肉眼による主観的判断に委ねられてきた歴史があります。
かつては「息を吸い込んで吐き出す一瞬」があれば黙認されていた時代もありましたが、現在の球界では「首、肩、グラブ、両足の動きが完全にゼロになった瞬間」が視覚的に確認できなければ、容赦なく反則が取られます。特に近年、甲子園大会や地方予選において高校野球ボーク厳格化理由がメディアで大きく報じられるようになりました。その背景には、日本高等学校野球連盟(高野連)が推し進める「国際基準(WBSCルール)への完全準拠」があります。
国際大会において日本人投手が「完全静止が不十分」としてボークを連発された反省から、審判部では地方大会の初戦から極めて厳密なジャッジを徹底する方針が打ち出されました。投手が走者のスタートを警戒するあまり、首だけを一塁に向けたままグラブを動かしたり、静止動作を経ずにスムーズな一連の流れで投球モーションに移ったりする「クイックモーションの悪用」に対し、厳格なメスが入っています。高校球児にとっては過酷な判定に映ることもありますが、フェアプレーの原則と国際舞台で通用する投球フォームを身につけさせるための指導的措置という側面を持っています。