飛行機のモバイルバッテリー持ち込み規定【2026年最新ルール完全版】

飛行機のモバイルバッテリー持ち込み規定【2026年最新ルール完全版】にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

空港のチェックインカウンターで必ず確認される「お預け手荷物の中にモバイルバッテリーは入っていませんか?」というアナウンス。これには明確な航空安全上の理由があります。モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池の発火危険性は極めて高く、航空法において「危険物」に指定されているためです。

リチウムイオン電池は、内部短絡(ショート)や強い衝撃、圧力変化などによって急激に温度が上昇する「熱暴走」を起こす特性を持っています。万が一、飛行中の航空機の貨物室(スーツケースを格納するエリア)で発火が発生した場合、密閉された空間であるため煙や炎の早期発見が難しく、消火設備が作動しても完全に鎮火させることが極めて困難です。これは過去に航空機の大事故を引き起こした主要因の一つでもあります。

一方、客室(キャビン)への機内持ち込みであれば、万が一発煙や発火が生じても客室乗務員や乗客が即座に異変を察知できます。機内には専用の耐火バッグ(消火バッグ)や消火器が常備されており、現場での初期消火や冷却措置が迅速に行えるため、大惨事を未然に防ぐことが可能です。これが「預け入れは絶対NG、機内持ち込みのみOK」と定められている決定的な構造的理由です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest