はないちもんめのルール完全版!人身売買と噂される怖い由来の真相

はないちもんめのルール完全版!人身売買と噂される怖い由来の真相の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

はないちもんめの代名詞である歌の歌詞には、子どもたちの無邪気な声とは裏腹に、極めて具体的かつリズミカルな取引の言葉が刻まれています。代表的な歌詞の流れと、その言葉が本来持っている意味を紐解きます。

一般的に広く普及している標準的な掛け合いは以下の通りです。

【Aチーム】勝ってうれしい はないちもんめ
【Bチーム】負けてくやしい はないちもんめ
【Aチーム】あの子がほしい
【Bチーム】あの子じゃわからん
【Aチーム】この子がほしい
【Bチーム】この子じゃわからん
【両チーム】相談しよう そうしよう

ここで登場する「もんめ(匁)」とは、尺貫法における銀の重さの単位(一匁=約3.75グラム)を指します。江戸時代から明治初期にかけて、銀貨は重さを量って取引される「秤量貨幣」でした。つまり「花一匁」とは、「銀一匁で取引される花」という極めて現実的な経済活動の価格表示です。

「勝ってうれしい」の「勝つ」は、相手を打ち負かしたという意味だけでなく、「商談において値切りに成功した(安く買い叩くことができた)」という買い手側の喜びを表しています。対する「負けてくやしい」の「負ける」は、関西地方の方言や商人言葉で今も使われる「値引きする(まける)」を意味し、「安く値切られてしまって商売として悔しい」という売り手側の溜息が反映された言葉です。

また、日本全国の伝承記録を調査すると、顕著な地域差が確認されます。昭和10年発行の『続日本童謡民謡曲集』に記録された京都市の古形では、花の取引だけでなく「箪笥(たんす)長持(ながもち)あの子がほしい」といった嫁入り道具を思わせるフレーズや、「お釜が割れて困った」という庶民の生活苦をユーモラスに表現したバリエーションが存在します。東北地方や九州地方でも、語尾の言い回しや「相談しよう」の前の囃子言葉に豊かな地域差が息づいています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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