抗がん剤の1クールは何日?休薬の理由や副作用ピーク・回数の目安を解説
抗がん剤の1クールは何日?休薬の理由や副作用ピーク・回数の目安を解説とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
抗がん剤の副作用は、いつでも同じように出続けるわけではありません。症状ごとに現れやすい時期(ピーク)が明確に分かれています。
【投与直後〜数日後(急性期)】
吐き気、嘔吐、アレルギー反応、全身の強い倦怠感、関節痛・筋肉痛などが現れやすい時期です。近年は優れた制吐薬(吐き気止め)が開発されているため、重度な吐き気は大幅にコントロールできるようになっています。
【投与後7日〜14日後(遅延期・骨髄抑制期)】
最も警戒すべきなのが白血球や好中球の減少です。投与後1〜2週間前後で血液中の白血球数が底を打ち(最悪期=ナディア)、病原体に対する免疫力が一時的に著しく低下します。この時期に37.5度以上の発熱が出た場合は「発熱性好中球減少症」のリスクがあるため、速やかな受診が必要です。
【投与後2〜3週間以降(回復期)】
血液データや粘膜が回復に向かい、自覚症状が最も落ち着く時期です。ただし、脱毛は投与後2〜3週間頃から始まり、クールを重ねても毛髪の回復は治療終了後になります。
また、クールごとの副作用の推移にも特徴があります。吐き気や倦怠感は1〜2日休めば抜けることが多い反面、手足のしびれ(末梢神経障害)や皮膚の乾燥、貧血などはクール数を重ねるごとに蓄積して重くなる傾向があります。小さな体調の変化でも、我慢せずに医療スタッフへ伝えることが重要です。