赤星ポジションの真相|阪神の名手と巨人右腕の起用論争を徹底解剖

赤星ポジションの真相|阪神の名手と巨人右腕の起用論争を徹底解剖の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

ネット上の掲示板やSNSでは、両者のポジションに関していくつかの事実誤認や過度な単純化が見受けられます。長年取材を続けてきた現場記者から見ると、看過できない典型的な誤解が2点存在します。

第1の誤解は、赤星憲広氏に対する「肩が弱かったのだからレフトを守るべきだったのではないか」という言説です。少年野球や草野球では「肩が弱い外野手はレフト」という図式が一般的ですが、プロ野球、特に阪神甲子園球場においては全く当てはまりません。当時の甲子園はラッキーゾーンが撤去された広大な外野に加え、浜風が強く吹き荒れる特殊な環境でした。打球の切れ方や風の計算が極めて困難な両翼に対し、中堅は風の影響を比較的素直に読みやすい側面があります。なにより、左右中間を広大にカバーできる絶対的なスピードを持つ選手をセンターに置くことこそが、チーム全体の失点を最小化する最適解でした。

第2の誤解は、赤星優志投手に対する「中継ぎ向きの球威がないから先発しか無理」「スタミナがないから中継ぎに落とされた」という二元論的な批判です。トラックマンなどの弾道測定データや投球分析を見れば明らかなように、赤星投手のストレートは回転効率が高く、変化球の曲がり幅も非常にコンパクトです。これは短いイニングで打者を圧倒するパワーピッチャーとは異なるものの、ストライクゾーン勝負で打たせて取る能力は一級品です。中継ぎ起用されるのは「球威不足」ではなく、火消しやロングリリーフとして「四球で自滅しない計算の立つ投手」として信頼されている裏返しに他なりません。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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