四日市市は何県?愛知県と誤解される理由と三重県最大の真相

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四日市市が三重県であると知った読者が次に直面する最大の疑問が、「これほどの経済規模と人口を抱えながら、なぜ県庁所在地は津市なのか」という点です。全国的にも、福島県郡山市と福島市、静岡県浜松市と静岡市のように「最大都市と県庁所在地のねじれ」は存在しますが、三重県における津市と四日市市の関係はその典型例といえます。

四日市市県庁所在地なぜ津市という疑問の背景には、明治初期の廃藩置県における行政区画再編の歴史が存在します。1871年の廃藩置県当初、安濃津県(のちに三重県へ改称)の県庁は津に置かれましたが、1873年には一度、県北部の経済的要衝であった四日市へ県庁が移転しました。しかし、1876年に伊勢南部から志摩・紀伊半島東部を管轄していた「度会県(わたらいけん)」が三重県と対等合併した際、南北に極めて長い三重県の「地理的中央部」に位置する津へ県庁が戻されたという経緯があります。

四日市市人口推移現在のデータを見ると、四日市市は約30万5,000人規模で三重県内トップを維持しており、2位の県庁所在地・津市(約27万人規模)を明確に上回っています。こうした都市規模と行政能力の向上を背景として、四日市市中核市指定の経緯を辿ると、2000年に三重県下で初めて特例市(現・施行時特例市)へ移行し、保健所政令市を経て、2020年4月1日に正式に中核市へと移行しました。県庁機能こそ津市に譲っているものの、行政サービスや都市開発の独立性においては、名実ともに三重県の主柱として機能しています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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