『20世紀少年』ともだちの正体は誰?原作と映画の結末&真相を徹底解明
『20世紀少年』ともだちの正体は誰?原作と映画の結末&真相を徹底解明についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
『20世紀少年』を語る上で避けて通れないのが、原作漫画(完結編『21世紀少年』含む)と実写映画版でラストの結末と真相が大きく異なる点です。
原作漫画の結末では、ケンヂがバーチャルアトラクション(仮想現実)の世界に入り込み、中学生時代のカツマタ君と対峙します。ケンヂは屋上でひとり佇むカツマタ君に対し、自分がバッジを盗んだことを告白し、「ごめんな」と心から謝罪します。カツマタ君がお面を外して素顔を見せ、ケンヂと握手を交わすことで、半世紀に及ぶ怨嗟の連鎖に終止符が打たれました。
一方、2008年から2009年にかけて公開された実写映画3部作(堤幸彦監督)では、原作者の浦沢直樹自らが脚本に参加し、映画独自の驚くべき新解釈が提示されました。
映画版の真相では、本物のフクベエは小学生時代、首吊り坂の幽霊屋敷での実験事故により本当に死亡していました。成人後にケンヂたちの前に現れたフクベエ(演:佐々木蔵之介)は、最初からフクベエのフリをして生きてきたカツマタ君その人だったのです。つまり映画版においては、「フクベエとカツマタ君の2人体制」ではなく、最初から最後までカツマタ君による単独犯行劇として再構成されました。
映画館での公開時、エンドロールの後に追加されたラスト10分間のシークレット映像によってこの事実が明かされた際、劇場にはどよめきが起きました。映画版はエンターテインメントとしての分かりやすさとカタルシスを重視し、1人の復讐者の物語として見事に一本筋を通したのです。