潰瘍性大腸炎で卵かけご飯はNg?生卵リスクと寛解期の安全な食べ方を徹底解説
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医療現場が生卵の摂取に慎重な姿勢をとる最大の理由は、サルモネラ菌による感染性腸炎の発症リスクにあります。サルモネラ属菌は鶏の腸管や卵殻に付着していることがあり、流通段階で徹底した洗浄・殺菌が行われている日本国内であっても、微量に残存するリスクをゼロにはできません。
健康な成人の場合、胃酸の殺菌作用や強固な腸管バリアによって軽症で済む場合もあります。しかし、潰瘍性大腸炎の患者は腸の粘膜バリアが脆弱になっており、免疫調節薬やステロイドを使用している場合は全身の免疫力も低下しています。このような状態でサルモネラ菌に感染すると、激しい水様性下痢、高熱、血便を引き起こし、持病の潰瘍性大腸炎を一気に急性増悪させる決定打となり得ます。
さらに、生卵の白身に含まれる「アビジン」という物質はビオチンの吸収を阻害するだけでなく、生の卵白タンパクそのものが熱凝固したタンパク質に比べて胃内滞留時間が短く、未消化のまま大腸へ流れ込みやすい性質を持ちます。これが腸内細菌のバランスを乱し、腹部膨満感や下痢を誘発する一因となります。