兜町を揺るがした有名仕手グループの全貌!伝説の手口から危険銘柄まで

兜町を揺るがした有名仕手グループの全貌!伝説の手口から危険銘柄までにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

仕手戦の歴史において、絶対に外せない金字塔が誠備グループの加藤暠です。加藤は1970年代後半から1980年代初頭にかけ、「誠備」と呼ばれる投資家集団を率いて会員制の資金を集め、宮地鉄工所(現・宮地エンジニアリンググループ)や丸善などの株を凄まじい勢いで買い占めました。「兜町の風雲児」と呼ばれた加藤は、会員に暗号のような指示を出して一斉に買い注文を入れさせ、株価を数十倍に跳ね上げさせました。

しかし、その結末は過酷でした。東京地検特捜部による捜査が入り、所得税法違反で逮捕。グループは瓦解し、高値で取り残された一般投資家には莫大な損害が残りました。

もう一つの歴史的スキャンダルが、小谷光浩が主導した光進事件です。蛇の目ミシン工業や国際航業を標的とし、株の買い占めによる経営権の脅かしやグリーンメール(高値での株買い取り要求)を敢行。政財界の重鎮を巻き込む一大疑獄事件へと発展し、最終的に小谷は相場操縦や恐喝の容疑で逮捕され、実刑判決を受けました。

これら過去の巨頭たちが迎えた破滅の結末は、どれほど巨大な資金を誇る仕手筋であっても、最終的には市場の流動性の壁と法的規制によって崩壊することを示しています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest