手の血管が浮き出る原因とは?病気の見分け方と最新治療・自宅ケア
手の血管が浮き出る原因とは?病気の見分け方と最新治療・自宅ケアの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
手の甲の皮膚は、顔の皮膚と比較しても非常に薄くデリケートな構造をしています。皮膚のすぐ下には表在静脈(ひょうざいじょうみゃく)と呼ばれる血管網が張り巡らされており、この静脈が皮膚表面へ押し出されるように目立つ状態を「ハンドベイン」と呼びます。
手の甲の血管が浮き出る最大の原因として挙げられるのが、加齢に伴う皮膚組織の変化です。年齢を重ねると真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの生成量が減少し、肌の弾力と厚みが失われていきます。さらに、血管のクッション役を果たしていた皮下脂肪が自然と痩せ細るため、皮膚の下を走る静脈の輪郭がそのまま浮き彫りになってしまうのです。
血管自体のエイジングも見逃せません。静脈の壁を構成する弾性繊維が衰えると、血管が拡張したまま元に戻りにくくなり、血管の直径そのものが太くなります。皮膚が薄くなり、脂肪が減り、血管が太くなるという3つの要素が重なることで、手の甲の血管がくっきりと目立つようになります。