「五月雨式に」は失礼?ビジネスメールの正しいマナーと言い換え術

「五月雨式に」は失礼?ビジネスメールの正しいマナーと言い換え術について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

日常的に使われる五月雨式の意味と語源を紐解くと、古くから日本人が自然の移ろいの中に見てきた情景に突き当たります。「五月雨(さみだれ)」とは、旧暦5月(現在の6月から7月上旬頃)に降る長雨、すなわち「梅雨」を指す言葉です。雨が一度に激しく降ってカラリと晴れるのではなく、降ったり止んだりをだらだらと繰り返す様子から、「物事が一度で完結せず、断続的にだらだらと続く状態」を「五月雨式」と呼ぶようになりました。

ビジネスシーンにおいて「五月雨式に」と用いる場合、主に以下の3つの文脈で機能しています。

  • 情報の断続的な送信:一度にまとめきれなかった資料や追加情報を、数回に分けてメールやチャットで送る際の前置き。
  • 納品や作業の分納:完成したものから順次提出・納品していくプロセスの伝達。
  • 質問や確認事項の逐次連絡:案件の進行に伴って生じた疑問点をその都度相手に投げかける時の断り。

本来の語源には「まとまりがなく長引く」というやや否定的なニュアンスが含まれているため、ビジネスで使用する際は「こちら側の段取り不足でご迷惑をおかけします」という謝罪と謙縮の意識を込めて添えるのが基本ルールとなります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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