泰山木の花が咲かない理由とは?開花時期や香り・育て方を徹底解説
泰山木の花が咲かない理由とは?開花時期や香り・育て方を徹底解説の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
園芸相談窓口や知恵袋などのQ&Aコミュニティで最も多く寄せられるのが、「植えてから何年も経つのに花が咲かない」という悩みです。造園の現場検証や樹木医の見解を照らし合わせると、咲かない原因は主に以下の4つの要因に集約されます。
第一の要因は「実生(種から育てた苗)による樹齢不足」です。泰山木は種から発芽した場合、開花能力を持つ成熟樹になるまでに10年〜15年以上の歳月を要します。ホームセンターなどで安価に流通していた無銘の苗木は実生由来であるケースが多く、幼年期にあるうちは樹幹や根を太らせる栄養成長にエネルギーが集中するため、どれほど施肥しても花芽がつきません。一方、接ぎ木や挿し木で作られた苗であれば、2〜3年の若木でも開花します。
第二の要因は「剪定の時期と位置の誤り」です。泰山木の花芽は、初夏から夏にかけて伸びた新梢の先端に秋(9〜10月頃)に形成されます。冬場や春先に「伸びすぎたから」と枝先を一律に切り戻してしまうと、翌初夏に咲くはずだった花芽をすべて切り落とすことになります。
第三と第四の要因は「日照不足」と「過剰な窒素肥料」です。泰山木は極めて陽生が強い高木です。周囲の建物や大木に遮られて日照が半日以下になると花付きが極端に悪化します。また、葉を茂らせる窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉ばかりが生い茂って花芽の分化が抑制されてしまいます。