漢字「上」の書き順は縦と横どっちが先?大人の誤解と美文字のコツ
漢字「上」の書き順は縦と横どっちが先?大人の誤解と美文字のコツの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
大人の筆記テストやアンケート調査において、「上」の書き順を間違えてしまう最大の要因は、対義語である「下」の筆順との非対称性にあります。
多くの人は「上と下は対になる漢字だから、書き順の構造も似ているはずだ」と無意識に推測してしまいます。しかし、上下書き順を並べて比較すると、全く異なる規則で構成されている事実が浮き彫りになります。
「下」の筆順は、「1画目=上の長い横画」→「2画目=縦画」→「3画目=右下の点」という順序を辿ります。つまり、「下」は横画からスタートするのに対し、「上」は縦画からスタートするのです。
認知心理学の観点からも、対概念を持つ文字や記号は脳内で同一カテゴリとして処理されやすく、後から習得した類似パターンに記憶が上書きされる「干渉効果」が起こります。「下」の書き始めである「長い横画」のイメージに引きずられた結果、「上」を書く際にも「上の短い横画」から筆を入れてしまう大人が後を絶たない構造がここにあります。