目にまつ毛が入る原因と痛くて取れない時の正しい取り方・受診目安

話題沸騰中の 目にまつ毛が入る原因と痛くて取れない時の正しい取り方・受診目安について、多角的な視点をご紹介しています。

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激痛や異物感に襲われた際、最もやってはいけない行動が「目を強くこする」ことです。人間の角膜(黒目の表面)は厚さわずか約0.5ミリの非常に繊細な組織であり、表面を覆う角膜上皮は摩擦に極めて弱い特徴を持っています。まつ毛という硬い異物を挟んだ状態でまぶたの上から圧迫を加えると、やすりをかけるように眼球表面が削られ、眼球の傷や角膜炎リスクが一気に跳ね上がります。

まつ毛が目に入った時の正しい取り方の基本手順は以下の通りです。無理に触らず、流体の力を活用することが鉄則です。

ステップ1:防腐剤無添加の「人工涙液 目薬」で洗い流す
最も推奨される方法は、涙に近い成分で作られた人工涙液を目頭から溢れるくらいたっぷりと点眼し、自然なまばたきとともにまつ毛を涙道や目頭へ押し流す処置です。市販の防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)が含まれる目薬を大量に連用すると、かえって角膜を傷める場合があるため、防腐剤フリーの人工涙液を選ぶのが現場医師の一致した見解です。

ステップ2:清潔な洗面器や流水で瞬きをする
手元に目薬がない場合は、清潔な容器に溜めた精製水やぬるま湯に顔を浸し、水中で優しくパチパチとまばたきを繰り返します。ただし、水道水には塩素が含まれており、角膜のバリア機能を一時的に低下させるため、長時間の洗浄は避けて短時間で切り上げる配慮が求められます。

ステップ3:目頭や目尻に出てきたところを清潔な綿棒でそっと回収
涙や点眼液によって、まつ毛が白目や目頭のフチまで移動してきた段階で、濡らした清潔な綿棒の先端を軽く触れさせて吸着させます。黒目の上に乗っているまつ毛に直接器具を当てる行為は絶対に避けてください。

なお、市販のカップ式洗眼液を使用する際は、洗眼液の正しい使い方を遵守しなければなりません。目の周りにあるメイクや皮脂汚れ、雑菌をしっかり洗い落とさずにカップを目に押し当てて上を向くと、眼周囲の汚れが液中に溶け出し、眼球全体に雑菌を循環させてしまう本末転倒の事態を招きます。洗眼前には必ず目周りを清潔にし、下を向いた状態で液を当てて瞬きをするのが安全です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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