誕生月で病気リスクが変わる?米コロンビア大研究の真相と科学的根拠

誕生月で病気リスクが変わる?米コロンビア大研究の真相と科学的根拠の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

SNSやネット掲示板を検索すると、「秋生まれの我が子は病気になりやすいのか」「早生まれで損をしたのではないか」といった育児世代の切実な相談が後を絶ちません。 大手知恵袋や子育てコミュニティの書き込みを検証すると、「コロンビア大の論文を見て落ち込んだ」「3月に出産予定だが心臓病リスクが怖い」といった、研究結果の数字が招いた不安が目立ちます。 しかし、当のコロンビア大学研究チームを率いたニコラス・タトネッティ准教授は、論文発表時の公式会見で明確に釘を刺しています。 「誕生月と疾患の関連性は確かに統計的に有意ですが、全体的な病気リスクに対する寄与率はごくわずかです。食事、運動習慣、喫煙の有無、そして遺伝的背景の方が、誕生月よりもはるかに決定的な影響を持ちます。誕生月を知ったからといって、過度に心配したり、生活習慣の改善を諦めたりする必要はまったくありません」 現場の小児科医や内科医の受け止めも冷静です。都内の総合病院で臨床に携わる小児科専門医は次のように指摘します。 「アレルギーや心疾患の要因は多因子性です。仮に10月生まれの喘息オッズ比が1.1倍(10%増)だとしても、両親のアレルギー歴や受動喫煙の有無、室内の換気清掃状況の方がリスクを何倍も大きく跳ね上げます。誕生月の統計は、公衆衛生上のマクロな傾向を掴むための学術知見であり、個人の余命や将来の健康を決定づけるものではありません」

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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