相撲の天才・輪島大士の真実|黄金の左から廃業騒動と激動人生を追う

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相撲界を去った後も、輪島の波乱に満ちた歩みは止まりませんでした。1986年、38歳という格闘技選手としては異例の高齢でジャイアント馬場率いる全日本プロレスへ電撃入団を果たします。

元横綱のプロレス転向は大きな話題を呼び、「ゴールデン・アーム・ボンバー」をフィニッシュホールドにタイガー・ジェット・シンやアブドーラ・ザ・ブッチャーらと激闘を繰り広げました。プロレス界には約2年間在籍し、体力の限界を理由に引退しましたが、どんな逆境に立たされても大衆を引きつけるスター性は健在でした。

しかし、晩年は過酷な病魔との闘いが続きました。2013年に下咽頭がんの手術を受け、声を失うという大きな試練に見舞われます。それでも輪島は筆談を通じて周囲と前向きにコミュニケーションを取り続け、少年相撲の指導や親族への助言を欠かさなかったと報じられています。

家族関係においては、再婚後に誕生した息子たちがスポーツ界で活躍しています。長男は高校野球の名門校で活躍後、社会人野球に進み、次男はアメリカンフットボールの選手として頭角を現すなど、輪島の卓越したアスリートの遺伝子は次世代へと受け継がれています。

そして2018年10月8日、輪島大士は下咽頭がんと肺がんのため、東京都内の自宅で70年の生涯を閉じました。葬儀にはかつての好敵手・北の湖(2015年逝去)の遺族をはじめ、多くの相撲関係者やファンが参列し、土俵を華やかに彩った天才の死を悼みました。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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