胃腸炎の水分補給で吐く原因とは?脱水を防ぐ正しい飲み方とNg行動
胃腸炎の水分補給で吐く原因とは?脱水を防ぐ正しい飲み方とNg行動について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
胃腸炎の補水において、なぜスポーツドリンクではなく経口補水液(ORS)が強く推奨されるのか。その理由は、水分と電解質が小腸で吸収されるメカニズムにあります。
小腸粘膜には「ナトリウム・ブドウ糖共輸送体(SGLT-1)」が存在し、ナトリウムとブドウ糖が一定の比率(ブドウ糖濃度約1〜2%、ナトリウム濃度約75mEq/L)で合わさった時に最も急速に水分を吸収します。OS-1をはじめとする経口補水液は、この生体メカニズムに厳密に合わせて配合されています。
一方、一般的なスポーツドリンクは運動時のエネルギー補給を想定しているため糖分が多く、胃腸炎下の下痢や嘔吐で失われる大量のナトリウムを補うには濃度が足りません。どうしてもスポーツドリンクしか手元にない場合は、水で2倍程度に薄め、微量の食塩を加えるといった応急処置が推奨されます。
回復期を含めた飲料の選択肢は以下の通りに整理できます。
【おすすめできる飲み物】
・経口補水液(OS-1、アクアサポートなど)
・ノンカフェインの麦茶や番茶(常温または人肌程度)
・白湯(刺激のないぬるま湯)
・薄味の野菜スープや具なしの味噌汁(電解質の補給に有用)
【避けるべき飲み物】
・柑橘系ジュース、炭酸飲料全般
・コーヒー、緑茶、エナジードリンク(カフェインによる腸管刺激)
・牛乳、ヨーグルト飲料などの乳製品
・冷たすぎる氷水(急激な温度差による胃痙攣の誘発)