伸びないスレッドコードの編み方完全解説|バッグ持ち手と計算の極意
伸びないスレッドコードの編み方完全解説|バッグ持ち手と計算の極意に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。
万能に見えるスレッドコードですが、素材選びや構造上の限界に関して、ネット上では誤った情報が一部流通しています。耐久性を極限まで高めるために知っておくべき盲点を整理します。
盲点1:「ウール100%の糸でも絶対に伸びない」という誤解
スレッドコードの編み地自体は低伸縮構造ですが、糸自体の繊維特性までは変えられません。弾力性の高いウールや甘撚りのアクリル毛糸で編んだ場合、糸そのものが伸びてしまいます。伸びを極限まで抑えたいバッグの持ち手には、コットン(綿)、リネン(麻)、ジュート、またはマクラメヤーンなどの非伸縮性植物繊維を選ぶのが正解です。
盲点2:末端処理の結び方による強度不足
編み終わりの糸をただ1回結んでカットするだけでは、重い荷物を入れた際の牽引力で端から解けてしまいます。編み終わりの2本の糸は、とじ針を使ってバッグ本体の編み地深くまで数回往復させてくぐらせる「割り糸処理」を施すことで、抜本的な耐荷重性能が担保されます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
構造力学とハンドメイドの実用性の観点から、スレッドコードの向き・不向きを明確に定義します。
【スレッドコードを絶対に選ぶべきケース】
- 巾着の絞り紐:滑りが良く、適度な太さで開閉がスムーズになる。
- トートバッグ・サコッシュの持ち手:伸びを防ぎ、肩や手への当たりをソフトにしたい場合。
- スマホショルダー・ボトルホルダーの紐:衣服への擦れに強く、長期間の使用に耐える強度が求められる場合。
【別の技法(平織りテープや革紐など)を検討すべきケース】
- 総重量5kgを超える本格的なマザーズバッグや重量物運搬用:毛糸構造の限界を超えるため、市販のアクリルテープや本革持ち手のカシメ留めが推奨されます。
- 超極太ヤーンを用いた超大作:スレッドコードにすると紐自体が太くなりすぎ、結びや金具通しが困難になる場合があります。