生理中の性行為は妊娠しない?感染症リスクと医師が語る注意点まとめ

生理中の性行為は妊娠しない?感染症リスクと医師が語る注意点まとめの真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

生理中の性交渉における懸念事項は、妊娠の可能性だけにとどまりません。母体への直接的な身体的ダメージや、将来的な不妊につながる重い疾患のリスクが潜んでいます。

1. 膣内自浄作用の破綻と性感染症(STI)の感染急増

健康な状態の膣内は、善玉菌である乳酸桿菌(デーデルライン桿菌)の働きによって酸性に保たれ、外部からの細菌侵入を防いでいます。しかし、アルカリ性である経血が流れ出ている期間は、膣内の酸性度が弱まり自浄作用が大幅に低下します。

加えて、経血を体外へ排出するために子宮頸管(子宮の入り口)がわずかに開いており、子宮内膜が剥がれ落ちた内部は傷口が剥き出しの状態です。このタイミングで病原体が侵入すると、クラミジアや淋菌、トリコモナス、さらには血液を媒介とする梅毒やHIV、B型・C型肝炎ウイルスに感染する確率が跳ね上がります。男性側にとっても、血液に直接接触することで感染リスクが増大します。

2. 経血の逆流と子宮内膜症の発症・悪化

生理中の性行為におけるピストン運動や子宮の収縮は、排出されるべき経血を卵管方向へ逆流させる物理的な圧力を生み出します。逆流した経血に含まれる子宮内膜組織が腹腔内や卵巣に生着すると、子宮内膜症の発症や病変の進行を引き起こす要因となります。子宮内膜症は激しい月経痛や慢性的な骨盤痛をもたらすだけでなく、将来的な不妊症の主要因となる疾患です。

3. 行為後の激しい腹痛や「血の塊」が生じる原因

「生理中に性行為をした後、激しい下腹部痛や大きな血の塊が出た」という相談が頻生します。性的な興奮やオーガズムによって子宮が過度に収縮すること、または子宮内部に細菌が侵入して子宮内膜炎や骨盤腹膜炎を引き起こすことが主な原因です。レバー状の巨大な血の塊が排出されたり、発熱を伴う強い痛みが続く場合は、感染が骨盤深部へ波及している恐れがあるため、速やかに婦人科を受診しなければなりません。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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