20代女性でLdlだけ高いのはなぜ?痩せ型でも急増する原因と対策
20代女性でLdlだけ高いのはなぜ?痩せ型でも急増する原因と対策とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
体型がスマートでBMI18〜20前後のスリムな体型を維持している人ほど、検査結果に対する心理的ダメージは大きくなりがちです。しかし、脂質代謝は皮下脂肪の厚みだけで決まるものではありません。痩せ型 コレステロール 高い 理由の背後には、見逃されがちな5つの明確なファクターが存在します。
1. 家族性高コレステロール血症(遺伝的要因)
第一に疑うべきは、遺伝子の変異によって生まれつき肝臓のLDL受容体が正常に機能しない家族性高コレステロール血症(FH)です。決して極めて稀な病気ではなく、ヘテロ接合体と呼ばれるタイプは約200人から500人に1人の高頻度で存在します。この体質を持つ場合、どんなに徹底した粗食を貫いていても、幼少期から血中LDL値が180mg/dL前後、あるいはそれ以上を記録し続けます。
2. 低用量ピルの内服による脂質代謝への影響
月経困難症の治療や避妊、PMS改善のために広く普及している低用量ピル コレステロール 影響も見落とせない要因です。ピルに含まれる合成エストロゲンとプロゲスチン(黄体ホルモン)は、肝臓でのタンパク質合成や脂質代謝に変化をもたらします。特にプロゲスチンの種類や個人の感受性によっては、中性脂肪やLDLコレステロールを押し上げる作用が働く場合があり、内服開始後の健診で初めて数値の異常を指摘される事例が目立ちます。
3. 過度な糖質制限ダイエットに伴う飽和脂肪酸の過剰摂取
近年のボディメイクブームの中で、白米やパンを徹底的に排除し、代わりに肉類、卵、チーズ、バター、MCTオイルなどを無制限に摂取する過度な糖質制限 リスクが医療現場で問題視されています。糖質を減らすこと自体で中性脂肪は急激に下がりますが、動物性脂質を過剰に摂り込むことで肝臓に飽和脂肪酸が溢れかえり、結果として血中LDLが爆発的に上昇する「ハイパーレスポンダー」と呼ばれる体質の人が一定割合存在します。
4. 甲状腺機能低下症などの内分泌疾患
20代から40代の若い女性に好発する自己免疫疾患「橋本病」に代表される甲状腺機能低下症 脂質異常症の合併です。甲状腺ホルモンは全身の細胞の代謝を活性化させるアクセルの役目を担っています。このホルモンの分泌が低下すると、肝臓でLDLを回収する受容体の数が激減し、血中に悪玉コレステロールが停滞して数値が跳ね上がります。寒がり、むくみ、無気力、便秘といった初期症状を伴うのが特徴です。
5. 飢餓状態による生体防御反応と肝機能の代謝停滞
過激な食事抜きダイエットによって極度の低体重(BMI17以下など)に陥っている場合、身体は飢餓状態を察知し、細胞膜やホルモンの原料となるコレステロールを血中に温存しようとする適応反応を起こします。エネルギーが枯渇した状態で肝臓の代謝機能が落ち込み、コレステロールの異化・排出プロセスがフリーズしてしまう現象です。