朝顔のつるの巻き方と右巻き左巻きの真相!劇的に咲かせる誘引術
朝顔のつるの巻き方と右巻き左巻きの真相!劇的に咲かせる誘引術の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
「朝顔のつるは右巻きなのか、それとも左巻きなのか」。この長年議論されてきた疑問に対し、現代の植物生理学および文部科学省の指導指針は明確な答えを出しています。結論から言えば、朝顔のつるは「上空から見下ろしたときに反時計回り(左回り)」で支柱に巻きつきます。
混乱を招いてきた背景には、観察者と学術界における「視点の食い違い」が存在します。物理学や工学で用いられる「右ネジの法則(親指を上にしたとき、4本の指が反時計回りを描いて上昇する)」を基準にすると、これは「右巻き」と定義されます。一方で、古い植物学の一部や日常会話では「つるが左側へ旋回しているように見える」ことから「左巻き」と呼ばれるケースがあり、この二重基準が一般読者を混乱させてきました。日本植物生理学会の見解などを踏まえた現在の標準指導では、誤解を防ぐために「上から見て時計の針の反対回り」という物理的表現で統一されています。
朝顔の茎の先端は、ただ上に向かって伸びているわけではありません。先端部がおよそ1.5時間〜2時間かけて360度の円を描く「回旋運動(旋回運動)」を常に繰り返しています。先端が支柱などの障害物に接触すると、接触面の反対側にある植物ホルモン「オーキシン」が急速に細胞を伸長させます。この接触傾性(せっしょくけいせい)によって接触側に折れ曲がる力が生じ、物理的に支柱へ強固に巻きついていくのです。