矢沢御殿の真相を徹底暴露|目黒・山中湖の驚愕豪邸設備と現在
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昭和後期から平成初期にかけて、ファンの間で聖地のように語られていた山中湖の別荘。広大な敷地に建てられた白亜の洋館は、当時としては珍しい本格的なリハーサル棟を備えており、名盤と呼ばれるアルバムの数々がここで構想されました。しかし、この伝説の山中湖別荘は現在、矢沢永吉の所有からは離れています。
その背景にあるのが、1998年に表面化したオーストラリアでの巨額横領・詐欺事件です。信頼していた側近スタッフらによって約35億円という天文学的な資産を騙し取られた矢沢は、まさに人生最大の危機に直面しました。自著『アー・ユー・ハッピー?』でも、事件を知らされた直後の激しい動揺と「これで矢沢も終わりか」と囁かれた悔しさが赤裸々に語られています。
当時、周囲からは自己破産を勧められたものの、矢沢は「オレが作った借金じゃないが、オレの名前で起きたこと。全部オレが返してやる」と決断。日本武道館公演の連続記録更新や精力的な全国ツアー、スポンサー契約、そして所有していた国内外の不動産資産の売却を進めました。その整理の過程で、山中湖の別荘も清算の対象となったのです。
その後、年間100本近い過酷なステージをこなし、わずか十数年で35億円の負債を利息を含めて完全に完済しました。山中湖の別荘は物理的には他者の手に渡ったものの、矢沢が真のロックスターとして不屈の男であることを証明するための「尊い代償」として、ファンの胸に深く刻まれています。