トラックのエアコンが冷えない?コンデンサー故障のサインと修理費の真相
トラックのエアコンが冷えない?コンデンサー故障のサインと修理費の真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
「トラックのコンデンサーは、乗用車とは比較にならないほど過酷なダメージに晒され続けている」と、大型車専門の電装整備士は実情を明かします。フロントグリルのすぐ内側に鎮座するコンデンサーは、走行風をダイレクトに取り込む反面、前走車が跳ね上げる飛び石や砂利、昆虫の死骸などを直接浴びる最前線です。この環境がフィン破損オイル漏れの真相に深く結びついています。
高速走行時に飛来した小石がアルミ製の極薄フィンを直撃すると、フィンが押し潰されるだけでなく、冷媒が通る極細チューブに微小な亀裂(クラック)が入ります。大型トラック特有の強烈な車体振動も加わり、微細なクラックは徐々に拡大。そこから高圧の冷媒ガスとオイルが外部へと噴出してしまうのです。
また、冬季の降雪地帯を走る車両では、路面に散布された塩化カルシウム(融雪剤)による腐食が追い討ちをかけます。アルミフィンが白く粉を吹いた状態になり、脆くなった部分からピンホールが開くトラブルが目立ちます。幹線輸送の主力である日野プロフィアエアコン故障や、過密スケジュールで稼働するいすゞギガエアコン修理の現場でも、フロント回りの腐食や飛び石が引き金となったコンデンサー破損の入庫が毎年夏前に集中しています。