なぜ近くのネパール料理店が大流行?本場ダルバートの隠れた名店を徹底解説
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街中を歩いていると、オレンジや黄色の派手な看板に「インド料理・カレー&ナン」と書かれているにもかかわらず、店員が全員ネパール人という光景に遭遇します。ネットスラングで「インネパ店」と呼ばれる業態です。なぜ彼らは自国の料理ではなく、インド料理を名乗ってきたのでしょうか。
取材した関係者によると、2000年代から2010年代にかけて、日本で「ネパール料理」の認知度は皆無でした。銀行の創業融資やビザの取得、さらには確実な集客を果たすため、「日本人が大好きなナンとバターチキンカレーを安価で出す店」として開業するのが最も安全なビジネスモデルだったという歴史的経緯があります。彼らは母国でナンを食べたことがほとんどないにもかかわらず、日本人の好みに合わせてタンドール窯の技術を習得したのです。
しかし、本物を求める食通が増えたことで、インネパ店の見分け方と理由を知った上で、純粋なネパール専門店を選ぶ人が増えています。見分けるポイントは驚くほどシンプルです。
- 店頭メニューの筆頭:「チーズナンセット」が最前面に押し出されている店は従来型のインネパ店。一方で、店頭の黒板や看板の先頭に「ダルバート定食(タカリセット)」が明記されている店は本格派の証拠です。
- サイドメニューの顔ぶれ:タンドリーチキンではなく、「スクティ(干し肉の炒め物)」「チョエラ(肉のスパイシー和え)」「グンドゥルック(発酵青菜)」が並んでいるかどうかが決定的な境界線となります。
- 店内の客層:日本人サラリーマンだけでなく、店内で現地の言葉が飛び交い、ネパール人留学生や労働者が日常食として手食で米を食べている店は、味のブレがない現地直伝の優良店と断定できます。