フィードロットとは?輸入牛肉の安さと霜降りを生む肥育場の真実

フィードロットとは?輸入牛肉の安さと霜降りを生む肥育場の真実の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

牛肉のラベルで見かける「グレインフェッド(穀物肥育)」と「グラスフェッド(牧草肥育・放牧牛)」という区分は、まさにこのフィードロットに入ったか否かを指しています。両者の飼育手法、肉質、市場価値には根本的な違いが存在します。

牛がフィードロットで霜降り肉になる理由は、反芻(はんすう)動物特有の消化メカニズムに起因します。牧草(セルロース)を主食とする場合、第一胃(ルーメン)内の微生物発酵によって酢酸が多く生成され、赤身主体の締まった体型を維持します。一方、トウモロコシや大麦などのデンプン質を主成分とする濃厚飼料を与えると、胃内でプロピオン酸が大量に生成されます。このプロピオン酸が肝臓でグルコース(糖)に変換され、血液を介して筋肉組織に運ばれることで、筋肉内に脂肪が沈着し、日本人好みのサシ(脂肪交雑)が形成される仕組みです。

項目グレインフェッド(フィードロット肥育)グラスフェッド(完全牧草放牧牛)編集部の見解・評価主な飼料トウモロコシ、大麦、大豆粕、蒸留粕などの濃厚飼料生牧草、乾燥牧草、クローバーなど穀物飼料はエネルギー効率が高く、計算通りの肥育が可能肉質・食感柔らかくジューシー、適度なサシ、甘みのある脂赤身主体で噛みごたえあり、鉄分豊富で香りが野性的すき焼き・焼肉など日本の調理法にはグレインフェッドが親和性高出荷までの期間約16〜22カ月(急速肥育により短期化)約24〜36カ月(自然な草の成長に依存)短期間で仕上がるフィードロットが圧倒的な低コストを実現主要生産地アメリカ、オーストラリア、カナダ、日本(国内肥育牛)ニュージーランド、オーストラリア、ウルグアイオーストラリアは両方を戦略的に作り分ける輸出大国
山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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