バインミーとは何か?日本で爆発的ブームの真相を徹底解説
バインミーとは何か?日本で爆発的ブームの真相を徹底解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
「バインミー(Bánh mì)」という言葉は、ベトナム語で本来「パン」そのもの、特に小麦粉と米粉で作られたフランスパンを指します。日常会話や屋台文化の中で、パンに切り込みを入れて多彩な具材を挟んだサンドイッチ全般を指す呼称として定着しました。
そのルーツは19世紀中頃、フランスのインドシナ統治時代に遡ります。当時、フランス人が持ち込んだバゲット文化は、当初は富裕層や支配層向けの高級品でした。しかし1954年のディエンビエンフーの戦いを経てフランスが撤退すると、現地のパン職人たちは手に入りやすい国産の米粉を小麦粉に配合し、湿度の高いアジアの気候に適した「外側は薄くパリッと、内側は空気を含んでふんわり軽い」独自のパンを開発します。
さらに高価なヨーロッパ風のバターやチーズの代わりに、豚のレバーパテや魚醤(ヌクマム)、大根と人参の甘酢漬け(紅白なます)、自家製ハム(チャールア)を挟むストリートフードへと進化を遂げました。東西の食文化が歴史の荒波の中で見事に融和したこのベトナムサンドイッチは、サイゴン(現ホーチミン市)の屋台街から瞬く間に世界中へと広がっていったのです。