日本のアメリカ軍基地はなぜ沖縄に?数や場所と最新再編動向を徹底解説
日本のアメリカ軍基地はなぜ沖縄に?数や場所と最新再編動向を徹底解説について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。
米軍基地を巡る議論で常に焦点となるのが、在日米軍の法的特権を定めた日米地位協定です。世間では「米軍基地は治外法権ではないか」と疑問視されることが少なくありません。
厳密には完全な治外法権ではありませんが、協定第17条により「公務中の犯罪」については米側に第1次裁判権があり、日本の警察が容疑者を逮捕・起訴する上で大きな制約が存在します。さらに、基地の外で起きた航空機事故であっても、米軍の同意がなければ日本の警察や消防が現場検証を行えないなど、主権の観点からドイツやイタリアといった他のNATO加盟国の協定(地位協定の改定が進んでいる国々)と比較して「不平等性が強い」との批判が絶えません。
また、日本側が負担する在日米軍駐留経費、通称「思いやり予算(現:同盟強靱化予算)」も重要な論点です。基地で働く日本人従業員の給与や光熱水料、訓練移転費などを日本側が負担しており、その額は年間約2,000億円超に上ります。米国の財政負担軽減と強固な同盟関係の維持を目的として1978年に始まったこの制度は、現在も日本の防衛予算の中で大きな割合を占めています。