ワンコーラスとはどこまで?サビだけとの違いや秒数を現場プロが解説
ワンコーラスとはどこまで?サビだけとの違いや秒数を現場プロが解説についての真相を徹底解説します。
結論から申し上げますと、日本の音楽シーンにおいてワンコーラスとは「楽曲のイントロ(前奏)から、Aメロ・Bメロを経て、1番のサビが歌い終わるまで」の一連のセクションを指します。学校の音楽の授業や日常会話で言うところの「楽曲の1番すべて」と同義です。
ここで最も注意すべきは、「ワンコーラス=サビだけ」という致命的な勘違いです。英語の「Chorus(コーラス)」という単語には合唱のほかに「楽曲のサビ(最も盛り上がる主題部分)」という意味があるため、英語圏の用語法やDTM(デスクトップミュージック)の用語に触れた初心者が「ワンコーラス=サビを1回歌うこと」と誤読してしまうトラブルが頻発しています。
しかし、日本のレコーディング現場やオーディションで「ワンコーラス歌ってください」と指示された場合、求められているのは「平歌(Aメロ・Bメロ)によるストーリーテリングと低〜中音域の響き」から「サビでの跳躍・最高音のダイナミクス」に至るまでの起承転結です。サビだけを切り取って提出した場合、審査員は「この歌い手は低音域の声量やピッチが安定しているのか」「感情のグラデーションを作れるのか」を判定できず、審査対象外となってしまうリスクがあります。