お米の作り方完全ガイド!田植えから収穫・話題のバケツ稲まで徹底解説
お米の作り方完全ガイド!田植えから収穫・話題のバケツ稲まで徹底解説を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
黄金色に波打つ稲穂が頭を垂れる秋、いよいよ収穫期を迎えます。収穫適期は、出穂からの日照時間と平均気温を足し合わせた「積算温度」が約1,000℃前後に達した時期、あるいは一穂の籾の85〜90%が黄色く色づいた段階が基準とされています。
しかし、刈り取った状態の稲穂はそのまま食べることはできません。口にする白米へ仕上げるためには、稲刈りから乾燥と精米の工程を正確に踏む必要があります。
現場ではまず、刈り取りと同時に稲穂から籾(もみ)だけを引き離す「脱穀(だっこく)」が行われます。現代の農業ではコンバインと呼ばれる大型農機がこの2役を同時にこなします。脱穀された籾は水分を20〜25%程度含んでおり、そのまま放置するとわずか数日で熱を持ち、カビや腐敗が進行してしまいます。そのため、熱風乾燥機や地域の「カントリーエレベーター」と呼ばれる巨大な乾燥貯蔵施設に運び込み、速やかに水分含有量を長期保存に適した14.5〜15.0%まで乾燥させます。
乾燥後のもみすりと脱穀の仕組みを順に紐解くと、次のようになります。
- もみすり(籾摺り):硬い籾殻(もみがら)を取り除く作業。高速で回転する2つのゴムロールの隙間に籾を通し、回転速度の差によって生じる摩擦力で外皮を剥ぎ取ります。こうして現れる茶色い粒が「玄米」です。
- 選別:未熟な小粒米や割れ米、混入した異物を網(選別機)や色彩選別機(CCDカメラで不良粒を空気圧で弾き飛ばす装置)で徹底的に除去します。
- 精米(搗精・とうせい):玄米の表面を覆っている果皮・種皮・糊粉層(いわゆる糠=ぬか)を削り取り、内側にある胚乳部分だけを残す作業。摩擦式や研削式の精米機を使い、米粒が砕けないよう絶妙な圧力をかけながら磨き上げます。
普段私たちがスーパーで見かける精米された白米は、こうした何重もの物理的選別と機械加工を無事にパスした精鋭たちに他なりません。