飲酒後の激痛はなぜ?アルコール筋症になりやすい人の特徴と危険な前兆

飲酒後の激痛はなぜ?アルコール筋症になりやすい人の特徴と危険な前兆について徹底解説いたします。最新の情報をご確認ください。

一口にアルコールによる筋障害と言っても、急激な暴飲によって起きるものから、長年の飲酒が蓄積して現れるもの、さらには生命の危機に関わる重篤な疾患まで段階がある。その特徴と危険度を以下の表で整理した。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価急性アルコール筋症飲酒後数時間〜翌朝に発症。局所的な激痛、腫れ、脱力感。血中CK値は数百〜数千IU/L程度に上昇。一度の多量飲酒(一気飲み・短時間での深酒)で誰にでも突発的に発生。適切な水分・栄養補給と安静で数日〜2週間以内に自然回復するケースが大半。慢性アルコール筋症自覚症状に乏しく数ヶ月〜数年単位で進行。大腿部や肩甲骨周囲の筋線維が細くなり筋力低下。純アルコール1日80g以上を長年継続する多量飲酒者の約40〜60%に見られるとされる。痛みがないため発見が遅れやすい。完全断酒を行っても筋力回復には半年〜1年以上の時間を要する。横紋筋融解症筋細胞が完全破壊されミオグロビンが血中に流出。血中CK値が数万IU/Lを超え、コーラ色の血尿(ミオグロビン尿)が出現。泥酔による同一体位での圧迫昏睡や極度の脱水・アシドーシスが重なった重症例。急性腎不全を併発し血液透析が必要になるケースや命に関わる事態があるため、即座の救急搬送が必須。

特に注意すべきは横紋筋融解症との違いだ。急性アルコール筋症の延長線上に位置するこの疾患は、泥酔して硬い床で寝返りを打たずに寝潰れた際、自分の体重で筋肉が長時間虚血状態に陥ることで併発しやすい。翌朝の尿が濃い茶褐色に変色していた場合、一刻の猶予も許されない。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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