病院で血圧が高くなる3つの理由|白衣高血圧の真相を徹底解説

病院で血圧が高くなる3つの理由|白衣高血圧の真相を徹底解説にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

診察室の扉を開けた途端、あるいは看護師が腕にカフ(腕帯)を巻き始めた瞬間、自覚のないまま心拍数が上がることがあります。この現象の背景にある生理的反応が、緊張による交感神経興奮です。人間は「数値を評価される」「何か病気が見つかるかもしれない」という無意識の防衛本能・警戒態勢に入ると、副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリンといったストレスホルモンが一気に血中に放出されます。これにより心拍出量が増加し、末梢血管がギュッと収縮するため、血圧の急激なスパイクが発生します。

実際に病院で測ると高い理由は、心理的なプレッシャーだけではありません。移動の身体的負荷も大きく関係しています。駅からクリニックまで早足で歩いたり、階段を駆け上がったりした直後は、筋肉への酸素供給のため循環動態が活発になっています。受付を済ませて息が整わないまま測定器に座れば、それだけで収縮期血圧が10〜20mmHg上振れするのはごく自然な生体反応です。

測定前のわずかな過ごし方で数値は劇的に変わります。医療機関に到着したら、機械へ直行するのではなく、待合室の椅子に深く腰掛けて最低5分間は安静を保つことが鉄則です。足を組まずに両足を床につけ、鼻から4秒かけて吸い、口から8秒かけてゆっくり吐き出す診察前の深呼吸リラックス法を3回繰り返すだけでも、過敏になった交感神経の緊張が解け、副交感神経の働きによって血管の過剰な収縮を和らげることができます。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest